シクロホスファミド

全身性エリテマトーデス

BLISS-LN post hoc解析

BLISS-LNの事後解析をまとめました。新規診断・再発、初回ステロイドパルスの有無、腎病理Class、蛋白尿の程度別に、BLISS-LNのアウトカムを評価しています。
全身性エリテマトーデス

BLISS-LN trial

BLISS-LN trialについて解説しています。(N Engl J Med 2020;383:1117-28.)ループス腎炎に対して標準療法に加えてベリムマブを追加することで、蛋白尿などを含めたアウトカムを改善させ、腎関連イベントを減少させました。
多発血管炎性肉芽腫症

RAVE trial

ANCA関連血管炎の寛解導入としてRTXとCYCを比較したRCTであるRAVE試験を要約しました。重症ANCA関連血管炎で、リツキシマブ+グルココルチコイドは、経口シクロホスファミド+グルココルチコイドに対し6か月寛解導入で非劣性であり、再発例で優越性示唆、安全性は概ね同等でした。
多発血管炎性肉芽腫症

RITUXIVAS trial

この論文のまとめ一言で言うと:腎病変のあるMPA・GPAに対してリツキシマブ(RTX)を初めて寛解導入で使用した論文で、RTXを投与するとシクロホスファミド(CYC)を減量できる可能性が示唆された背景:腎病変のあるANCA関連血管炎(AAV...
多発血管炎性肉芽腫症

LoVAS trial

本邦で行われた、MPA・GPAのステロイド減量レジメンの有効性を提起したLoVAS trialについて解説しています。特にPEXIVAS trialの違いについても詳しく解説しています。
医学

SLS1 Trial 追加解析

SLS 1の追加解析を解説。SSc-ILDに12か月の経口シクロホスファミドを投与したSLS1 Trialでは、その効果は24ヶ月にわたって持続するという結論であった。再度解析を実施したところ肺機能・皮膚・QOLを一時改善したものの24ヶ月ではその効果は消失していた。
医学

SLS1 Trial

Scleroderma Lung Study Ⅰ(NEJM 2006)・強皮症性間質性肺炎に対する経口シクロホスファミドの効果を明らかにしたRCT。強皮症に伴う間質性肺炎(SSc-ILD)に対して経口シクロホスファミド12ヶ月投与とプラセボを比較し、24ヶ月までFVC%・mRSSなどの指標は同等に改善した。(ただし、後の追加解析では、18ヶ月までは改善していたが、24ヶ月までにはその効果は消失していた)
多発血管炎性肉芽腫症

PEXIVAS Trial

顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症の治療における、血漿交換とステロイド減量ドーズの存在意義を変えた論文であるPEXIVAS Trialについて紹介します。