医療者向け

多発血管炎性肉芽腫症

BVAS/Birmingham vasculitis activity score

血管炎の活動性の指標である、BVASについて解説します。採点方法、実際に使用されている臨床試験や、欠点についてまとめます。
全身性エリテマトーデス

SLICC-DI

SLICC/ACR Damage Index(SLICC-DI/SDI)は、SLE診断後に生じた不可逆的臓器障害を12臓器で定量化する指標です。疾患活動性評価であるSLEDAI・BILAGとは異なり、6か月以上持続することや生じた原因は不問であることが特長です。
全身性エリテマトーデス

BILAG

BILAG-2004は全身性エリテマトーデスの疾患活動性を、臓器別にA〜Eで判定する指標です。SLEDAIとの違いや、独自の利点・欠点、臨床試験での使われ方などについて解説します。
全身性エリテマトーデス

SRI-4/BICLA

SRI-4・BICLAはいずれも、SLEDAI・BILAG・PGAを組み合わせて全身性エリテマトーデスの活動性を評価する指標で、臨床研究の主要評価項目として設定されることが多いです。同じ指標の組み合わせではありますが、各評価の利点・欠点を把握しておくことが、臨床試験の評価においても非常に重要です。
全身性エリテマトーデス

PGA

PGA(Physician Global Assessment)はSLE活動性を医師の総合判断で数値化する指標です。SRI・BICLAでの役割について解説します。
全身性エリテマトーデス

SLEDAI/SLEDAI-2K/SELENA-SLEDAI/Clinical SLEDAI/SFI

全身性エリテマトーデスの疾患活動性の評価として広く用いられているSLEDAIについて解説します。最も最初のSELDAI、その後変更を加えられたSELENA-SLEDAI・SLEDAI-2K・Clinical SLEDAIの違いや、SLEDAI自体の欠点についてもまとめます。
全身性エリテマトーデス

DORIS基準

SLE(全身性エリテマトーデス)の寛解を定義するDORIS基準を解説しています。2017に最初に提唱され、2021に改訂されたものが現在最も使用されいますが、その歴史や具体的評価方法、その欠点についてまとめています。
全身性エリテマトーデス

全身性エリテマトーデスの活動性・治療効果評価

全身性エリテマトーデス(SLE)の疾患活動性の主な指標をまとめました。SLEDAI・BILAG・SRI・BICLA・DORIS・LLDAS・SLICC-DIなど、それぞれ何を評価しているのかを掲載しています。
全身性エリテマトーデス

A Phase 3 Trial of Telitacicept for Systemic Lupus Erythematosus

BLyS/APRIL二重阻害薬である、Telitacicept(テリタシセプト)の活動性SLEに対する第3相試験です。標準治療に加える形で使用することで、標準治療のみと比べて、主要評価項目であるSRI-4を有意に改善しました。
全身性エリテマトーデス

TULIP-2 trial

アニフロルマブ(月1回静注)は活動性SLEのBICLA反応率を有意に改善した、TULIP-2 trialを解説しています。グルココルチコイド減量効果や皮膚病変は改善しましたが、関節炎や再発率の低下は示されませんでした。