医療者向け

強皮症

SLS2 Trial

Scleroderma Lung Study II(Lancet 2016)・強皮症性間質性肺炎に対するミコフェノール酸モフェチルの効果を明らかにしたRCT。強皮症間質性肺炎(SSc-ILD)でミコフェノール酸モフェチル24ヶ月と経口シクロホスファミド12ヶ月を比較し、FVC%などの呼吸器の指標は、共に同等に改善した。SLS1の結果と異なり、シクロホスファミドの効果は24ヶ月まで持続していた。
医学

SLS1 Trial 追加解析

SLS 1の追加解析を解説。SSc-ILDに12か月の経口シクロホスファミドを投与したSLS1 Trialでは、その効果は24ヶ月にわたって持続するという結論であった。再度解析を実施したところ肺機能・皮膚・QOLを一時改善したものの24ヶ月ではその効果は消失していた。
医学

SLS1 Trial

Scleroderma Lung Study Ⅰ(NEJM 2006)・強皮症性間質性肺炎に対する経口シクロホスファミドの効果を明らかにしたRCT。強皮症に伴う間質性肺炎(SSc-ILD)に対して経口シクロホスファミド12ヶ月投与とプラセボを比較し、24ヶ月までFVC%・mRSSなどの指標は同等に改善した。(ただし、後の追加解析では、18ヶ月までは改善していたが、24ヶ月までにはその効果は消失していた)
医学

GiACTA Trial

巨細胞性動脈炎におけるトシリズマブの有用性を示したGiACTA Trialについて改めてまとめました。トシリズマブでCRPが低下するバイアスを排除するよう努め、また投与するグルココルチコイド量を規定している点が特徴です。
医学

抗リン脂質抗体症候群/APSの抗体の解釈

抗リン脂質抗体症候群(APS)の検査をその原理から説明します。LAC、抗カルジオリピン抗体、抗β2GPI、aPS/PTの原理と読み方、PT正常・APTT延長の理由、偽陽性/偽陰性の注意点など。
医学

APTT単独延長をみたら

PT正常だがAPTTのみ延長する症例の鑑別とその検査を解説しています。
一般内科

高齢患者さんの全身痛+発熱

外来で頻度の高い高齢者の「全身痛+発熱」の主訴をみたとき、何を考え、どのように検査を進めますか?
一般内科

ステロイドトラブルシューティング

ステロイド内服中患者が入院・内服困難となった際のトラブルシューティングを医療者向けに解説。
一般内科

膠原病の患者さんが入院したら

膠原病・関節リウマチ患者が入院した際の免疫抑制薬・ステロイドの中止や継続の判断基準を、膠原病リウマチ内科医の視点で解説します。